行ってきました!池袋・東武で開催中の有田展。初日、そして昨日、2度目。(*^_^*)
8Fフロアは予想以上の多くの人々で溢れていました。
ここ最近、有田焼は創業400年ということでテレビなどで見る機会も多いですよね。嬉しいことに認知度、関心度が確実に高くなってきていると感じています。
400年続いてきた歴史が分かる古伊万里や年表の展示とトークによる解説あり、現代の重要無形文化財保持者(人間国宝)をはじめとする名匠の作品あり、ろくろ成形と絵付けの実演あり、有田焼の器での生演奏あり、フードスタイリストによる豆皿の使い方レクチャーあり・・・と、バラエティに富んだイベント内容で、まさに有田の魅力展でした♡
左から、色絵柘榴牡丹陽刻風俗図瓶(明治期)、色絵窓絵花鳥文皿(1840~1860代)、色絵山水文皿(1690~1720年代)《以上、いずれも有田陶磁美術館蔵》、色絵花籠文八角大壺(1700~1730年代)《佐賀県立九州陶磁文化館蔵》
江戸時代に、古伊万里は多く輸出されました。ヨーロッパからの注文でつくられ海を渡った食器のカップ&ソーサーが現地では燈台となったり、碗をふたつ貼り合わせたものや壺などが金属で加飾されて、シャンデリアにと変身したりしました。そのように本来の用途目的とは違う姿になって里帰りした品も多いと説明する佐賀県立九州陶磁文化館の鈴田館長。これは実際制作した陶工たちが見たら驚くことでしょう。展示されているひとつひとつの古伊万里について大変分かりやすい解説でした。
そして歴史民俗資料館の尾崎館長は、有田焼の陶祖とされる「李参平」に関することから始まり、有田の歴史背景を中心に解説され、書籍などではなかなか知ることもできない内容もあり、多くの人が興味深く聞き入っていました。
陶土の塊が熟練の伝統工芸士の手により、みるみるうちに美しい姿へと変わっていきます。
豆皿を選ぶお客さんの眼差しも真剣です。
会場内では「エリーゼのために」や「大きな古時計」などの綺麗な音色 ♪~。
有田焼の器での演奏「碗琴」です。
有田の窯元に生まれ、有田焼の広報などに長く携わり、碗琴を国内外で演奏して14年になるという筒井氏。
現在は31個の器。ぴったり合った音が出る器を揃えるのに十数年かかったそうです。
音階ごとのお碗の裏を見せてくださり、窯元名の説明もありました。
横笛やオカリナの演奏も。もちろんすべて有田焼。
有田焼で奏でるメロディ ♪ 、とても良かったです。
これは新しい発見でもありました(^^)
有田の魅力展は、来月からも大阪や広島などでも開催されます。有田町でも多くのイベントが予定されているようです。
1616年に有田で日本磁器がうまれ、400年。現代の平成の有田焼はこれからまた401年へと繋がっていきます。
これからも注目ですね!(^^)!