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今月発売されたセイコー腕時計の有田焼ダイヤルモデル。
自動巻き+手巻き式。
文字盤に日本の優れた伝統工芸を取り入れているプレサージュブランドですが、
今回、有田焼が採用されています。
売り場に多種類の腕時計が並ぶ中、すぐ目にとまりました!
磁器ならではの白色と艶、上品な光沢、独特のこの質感(^^)
この有田焼の文字盤、焼成後円形にカットするのではなく、型を使った鋳込みによる成型での製造とのことです。
陶土は焼くと全体的に縮むのですが、収縮具合に関係する生地の質や水分率、焼成温度、工程など、すべて計算し尽された上での、この仕上がり!
しかもこの多針モデルはドーム型にカーブした面に2つの窪みがあります。
焼成後、真円の出来上がりサイズに完成させる技術!
その精度はミリより小さい10ミクロン単位だそうです。
すごいですね!(^^)!
いろんな角度から~見入ってしまいます。
売り場では、白色でもより青みが強いもの(釉薬による)を比較して選ばせてもらいました。
オリジナルの豆皿も付いてきて(^^) うれしいです❢
手作業なので微妙に違いがあるのも個性(^^) 面白いですね。
腕に付けてみたり、飾ってみたり(^-^)
セイコードリームスクエアでは、制作工程の文字盤の展示もあり、焼成による収縮の変化も一目瞭然。
制作の様子がスクリーンでも流れています。
この有田焼ダイヤルを作成したのは「青花」「青花匠」ブランドで有名な窯元「しん窯」です。
佐賀県窯業技術センターの技術支援を受け、出来上がった世界最強度の磁器素材の文字盤。
このダイヤルベースに針などの精密な機械などが加わり完成されていく・・・
いろいろな人が関わっているのです。と、しん窯の橋口博之氏。
ダイヤルのカーブ具合もこだわりとのこと。光の反射などによる光沢の加減など・・・
完成にいたるまでの失敗など、苦労話は尽きないそうです。
大事に使いながら、伝え繋いでいきたい、この有田焼の腕時計です(^^)
江戸時代に始まり、400年を超えて技術が受け継がれてきている有田焼。近くの伊万里の港から荷積みされ、船で運ばれたことから「伊万里」などと呼ばれました。
江戸時代に有田とその周辺でつくられた磁器を「古伊万里」と呼ばれています。
日本国内から愛されてきたのは勿論のこと、江戸期はるかヨーロッパからの厳しい注文にも応じ成長し続け、引き継ぎ、今につながっています・・・
令和の時代においても新たなものが求められ、情熱をもって挑戦し、見事に成し遂げているのですね!
今後の発展も期待しています。楽しみですね(^-^)